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 エッセイ
ソフィアート・ガーデン物語
 (全120話+2話)
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  序 「案内係のMです」
  第1話「安心できる木」
  第2話「木の雫」
  第3話「木の香り」
  第4話「木のエネルギー」
  第5話「小鳥の友情」
  第6話「木の恵み 1」
  第7話「木の恵み 2」
  第8話「小鳥の結婚式」
  第9話「お茶の時間」
  第10話「光と闇 1」
  第11話「光と闇 2」
  第12話「神社の鳥」
  第13話「学びの場」
  第14話「学びの時」
  第15話「渡り鳥」
  第16話「慈雨」
  第17話「巣箱」
  第18話「巣の危機」
  第19話「お茶の時間 2」
  第20話「春の恵み」
  第21話「小鳥の性格」
  第22話「小鳥の友情 2」
  第23話「棘と蔓」
  第24話「蜂の芸術」
  第25話「街の木」
  第26話「車中の音楽」
  第27話「小鳥の感情」
  第28話「招かざる客」
  第29話「お茶の時間 3」
  第30話「初夏の訪れ」
  第31話「土地の責任」
  第32話「一流の庭師」
  第33話「庭木の役目」
  第34話「生命の木」
  第35話「初夏の恵み」
  第36話「鳥の歌合戦」
  第37話「生命の泉」
  第38話「庭の炉」
  第39話「お茶の時間 4」
  第40話「托卵」
  第41話「巣立つ日」
  第42話「旬を食べる 1」
  第43話「旬を食べる 2」
  第44話「旬を食べる 3」
  第45話「梅雨の晴れ間」
  第46話「梅雨の恵み」
  第47話「7つの子」
  第48話「土の道」
  第49話「お茶の時間 5」
  第50話「花の色は」
  第51話「桑の味わい」
  第52話「道を往けば」
  第53話「野菜三昧」
  第54話「夏風の中で」
  第55話「温泉力」
  第56話「杏色の週末」
  第57話「小屋を建てる」
  第58話「材を活かす」
  第59話「お茶の時間 6」
  第60話「偶然と必然」
  第61話「真夏は来ぬ」
  第62話「香りと響き」
  第63話「山紫陽花」
  第64話「職業選択」
  第65話「黄蘗」
  第66話「避暑地の夏」
  第67話「名前の由来」
  第68話「夏の日曜日」
  第69話「お茶の時間 7」
  第70話「学びの回想」
  第71話「夏の恵み」
  第72話「古艶」
  第73話「軽井沢に住む」
  第74話「庭の達人」
  第75話「霧の軽井沢」
  第76話「クリエイター」
  第77話「熊に遇う」
  第78話「小鳥や芸術」
  第79話「お茶の時間 8」
  第80話「母への感謝」
  第81話「自然の脅威」
  第82話「草を刈る?」
  第83話「建前」
  第84話「十牛図」
  第85話「秋雨の週末」
  第86話「小鳥の性格 2」
  第87話「小さな家」
  第88話「物語の意味」
  第89話「お茶の時間 9」
  第90話「芸術の秋」
  第91話「秋の散歩」
  第92話「秋色」
  第93話「小鳥と煙突」
  第94話「観察の季節」
  第95話「虫の物語」
  第96話「沖縄の楽しみ」
  第97話「秋の恵み」
  第98話「旅」
  第99話「お茶の時間 10」
  第100話「土地との出会」
  第101話「冬の到来」
  第102話「木の愛」
  第103話「火の力」
  第104話「灰の話」
  第105話「車」
  第106話「星に願いを」
  第107話「冬の恵み」
  第108話「美について」
  第109話「お茶の時間 11」
  第110話「音楽に遊ぶ」
  第111話「冬の群れ」
  第112話「香りを楽しむ」
  第113話「雪の足跡」
  第114話「木を切る」
  第115話「適度な距離感」
  第116話「回遊式」
  第117話「道を往けば 2」
  第118話「冬芽と葉痕」
  第119話「お茶の時間 12」
  第120話「春ふたたび」
  結 「終わりは始まり」

  連絡先
  Coffee Break


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■結(むすび) 「終わりは始まり」 2013年3月28日

もうすぐこの素晴らしい季節 軽井沢は先日、雨がみぞれのような雪に変わり、氷点下6.9まで下がりました。

一方で東京では春爛漫、桜は早々と咲き、すでに散りはじめています。太陽はまばゆく輝き、すべての草木が青々と葉を開き、春から初夏へと向っていくすばらしい季節です。街ゆく人々もそれぞれに新しいスタートを切って、顔をあげて明るい表情で足早に行き交います。

先週末は東京で過ごしましたが、思いがけず満開の桜を楽しむことができました。はらはらと散る桜の花びらの下で、昼間から仲間と宴を楽しむ人々を見ていると、こちらまで平和でほのぼのとした気持ちになります。

東京は春爛漫 軽井沢に戻ってみると朝夕は寒くて、思わず薪ストーブを焚くほどです。標高1000メートルの違いを実感しながら、1ヶ月先の遅い春に思いをはせ、木々の枝先にふくらんできた蕾を眺めています。高原の春から初夏にかけては、葉も花も本当に美しく、まばたきするのさえ惜しいほどです。薫風が新緑の瑞々しい香りをのせて、さえずりに夢中な小鳥たちを優しく撫でていきます。これから6月までの季節は、東京や全国各地を仕事で往還するたびに、この土地のすばらしさを胸一杯に深呼吸して、褒め称えることばで心の中は満たされます。

2003年3月、何かに導かれるように初めて軽井沢を訪れ、住まう四季の巡りの中で自然から喜びや元気をもらうようになって丸10年が過ぎました。 さらに、この地のとある一角に庭づくりのための土地を得て100種類500本の木を植え育て、小鳥たちに来てもらえるように少しずつ手入れを重ねて6年の歳月が流れました。そして、この土地を「ソフィアート・ガーデン」と仮に名付けて、一年の春夏秋冬を通して120の物語でその姿を紹介してきました。

私どもがガーデンに寄せる思いや、ガーデンで出会ったさまざまな樹木や草花、生きものの話は数え切れないほどたくさんあります。たまにガーデンの話題を外れて、子供の頃から現在に至るまでスタッフMがたどってきた道にも寄り道しながら、その一つひとつを思い出して書き綴ることは楽しく、書けども書けども話は尽きません。とうとう最終回の120話を書き終えてみて、あることに気がつきました。

「そういえば、まだ、樹木の話をしていなかった!」

そうです。序の「ソフィアート・ガーデンの案内係、スタッフMです」で、「樹種やそれぞれの四季に織り成す変化の姿を少しずつお知らせします。」と書いておきながら、「100種類500本」の具体的な樹種や四季の変化を紹介することを、すっかり忘れていたのです。まったく、スタッフMは忘れっぽい性格です。

『ソフィアート・ガーデン物語』の結びは、物語そのものが終わることを意味するものではありません。
一度たりとも同じ瞬間はなく、終わりは新たな始まりでもあります。受けとめる心がある限り、いつもあらゆるところで、樹木や草花、生きものたちとの新たな出会いがあり、これからもたくさんの物語が生まれることでしょう。

ソフィアート ・ ガーデン物語
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4


竺原みき 竺原雅人 文章と案内係担当:
スタッフM竺原 みき

写真担当:
スタッフM
パートナー竺原 雅人





関連する物語 >> 序「ソフィアート・ガーデンの案内係、スタッフMです」 
メモ1
ソフィアート・ガーデン物語は、文字数にして32万字以上、400字詰め原稿用紙にして800枚以上になりました。また掲載写真は690枚ほどです。索引として次のgoogleツールが使えます。

>>site:http://www.sophiart.co.jp googleウェブ検索へのリンク
  (クリックしてsite:http://www.sophiart.co.jpの後に任意の検索ワードを入れる)

>>site:http://www.sophiart.co.jp inurl:messay google画像検索へのリンク
  (クリックするとソフィアート・ガーデン物語の写真一覧(全部ではない)が表示される)


メモ2
新たに、ソフィアート・ガーデンの樹木100種類や草花、生きものを紹介していくコラムを設けます。
「樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−(仮タイトル)」は2013年春にスタートします。
詳細は下記にてお知らせします。

※お知らせ欄
キブシ、サンシュユ、アブラチャン、ダンコウバイが満開、早くもコブシが開花し、軽井沢もようやく春を迎えました。樹木・山野草・生きものの観察記録をスタートしました。下記リンクをご参照ください。(2013年4月14日)

>>『軽井沢 樹木と野鳥の庭 −日々の観察記録−』

 
 
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